目的は、病変(しこりや分泌物)の細胞が、がん細胞なのか?良性細胞なのか?正常細胞なのかを調べるため、細い針を使って刺して吸い取る方法の穿刺吸引細胞診と乳頭から出てくる分泌物を採取する分泌物細胞診があります。
乳頭から出る血液などが混じる場合に、その分泌物をガラス板にのせて、染色方法で細胞を染めて顕微鏡で、良性、悪性(がん)細胞の有無を診断します。
乳房のしこりや、マンモグラフィでの微細石灰像に対して、細い針(採血用の針です、太さは0.72ミリ)で、病変に刺します。麻酔をせずに一瞬、刺します。刺す前に伝えてから行います。1回か2回で終わります。
針生検は、針の太さが2.11ミリと太くなります。それによって、より大きな病変の塊(組織)を採取することが出来ます。この採取の時は、部分麻酔(局所麻酔)を行ってから病変に刺します。
・太い針の付いたポータブルな道具である
・前もって局所麻酔をする
・当院ではエコーで見ながら刺す
<各検査の特徴>
・分泌物細胞診 ・穿刺吸引細胞診 |
針生検(コアニードル生検) | マンモトーム(吸引式組織診) | |
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検査時間 | 早い、簡単 | やや時間必要(検査時間10分) | 時間必要 |
診断率 | △ | 〇(エコーで病変がわかると優位) | 〇(マンモグラフィでの微細石灰像に優位) |
検査費 | 安価 | 中間 | 高価 |